ピッタリなユニフォームを選ぶために知っておきたい！サイズの採寸方法について

サイズには2つの寸法がある

商品のサイズと着用する人のサイズ、この2つのサイズを測ることでゆとりのあるユニフォームを選ぶことができるでしょう。どれだけゆとりがあるかは、商品サイズから着用する人のサイズを差し引いた数値になります。では、2つの寸法について見ていきましょう。

ヌード寸法

実際に着用する人の体のサイズを測ったものが、ヌード寸法になります。この情報がなければ、どのサイズを選ぶのかがわからないため、選ぶための目安として測る必要があるのです。胸囲、胴囲、裄丈の3つがわかれば、大まかな目安になります。

胸囲の測り方は、バストトップから背中へぐるりと一周した寸法です。胴囲は、お腹の一番くびれている部分を一周した寸法です。裄丈に関しては、鎖骨の真ん中から肩先へ、さらに肘から手首までの寸法になります。ヌード寸法は、サイズ選びに必ず必要な情報になるため必ず測りましょう。

仕上がり寸法

商品サイズとも言われる仕上がり寸法は、ヌード寸法にゆとりをプラスしたものになります。そのため、着用する人のヌード寸法と同様に、仕上がり寸法を測ることで、ユニフォームや制服の大きさを把握できるのです。測り方としては、水平な場所にユニフォームを平置きしてメジャーで採寸します。ボタンやファスナーなどのデザインは、開けたままにせずに、きちんと閉めた状態でサイズをはかりましょう。

ユニフォームのサイズを選ぶための流れ

ピッタリなユニフォームを選ぶために、必要なサイズを知る流れについて見ていきましょう。

業種別に適切なサイズ感をリサーチする

多くの現場で利用されているユニフォームですが、業種によってはデザインをはじめ、サイズ感や着用の仕方が多少異なります。そのため、どの業種で働くのかが重要になっているのです。たとえば、ホテルやオフィスなどで着用するのは、スタイリッシュなイメージのタイトでメリハリのあるユニフォームが挙げられます。

しかし、工場や建築関係の現場作業で着用するのは、動きやすくて適度なゆとりがある作業服を選ぶことになるでしょう。どのような業種のユニフォームを取り入れたいのか、事前にサイズ感をリサーチしておくことで、ミスマッチな着こなしを防ぎ、ユニフォームの効果を最大限に引き出せるのです。

着用する人のサイズを測る

ヌード寸法を測る時には、厚手の服ではなく、できれば肌着か薄着の状態で採寸しましょう。また、鏡の前に立ち、きちんとメジャーが斜めにならずに測れているかを見て確認しながら行います。胸囲を測る時にありがちなのが、背中にメジャーをまわしたときに肩甲骨よりも下部分を測ってしまうことがあるのです。

そうなれば、正しく採寸できないため、仕上がりサイズが正しくでも、ピッタリなユニフォームを選べません。そうならないためにも、きちんと測るように意識しなければならないのです。

商品サイズを決める

商品サイズとヌード寸法を同じ数値で選んでしまっては、ゆとりが生まれず、ピチピチ状態になりサイズ選びを失敗してしまします。取返しのつかない失敗を防ぐためにも、最低限の商品サイズの決定方法を知っておくと良いでしょう。素材やデザインにもよりますが、アウターはフード寸法に＋10～12㎝程度が目安です。

また、インナーは、ヌード寸法に＋4～6㎝程度、ボトムはヌード寸法に＋0.5cm程度ゆとりをもたせましょう。もう少しゆったりとした着心地を求めるならば、サイズの見本となる商品サイズを採寸して参考にすると良いかもしれません。

まとめ