ユニフォームレンタルは少人数でも可能！導入する際の注意点とは

ユニフォームレンタルは少人数でも可能な傾向に

クリーニング代や管理費を削減できるうえ、衛生品質を向上できるなどユニフォームレンタルにはさまざまなメリットがあります。この記事をご覧になっている方のなかには、少人数のためにレンタルサービスを受けられなかったという経験を、お持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、使用頻度が高く、利用人数が多いほどレンタルのメリットは大きくなります。しかし、最近では、1人からでもユニフォームレンタルの可能なレンタル会社が増えてきています。一部の部署だけユニフォームを一新したいなどの要望をはじめとして、ニーズが多様化していることはもちろんですが、レンタル対応人数の少人数化には、次のような背景があると考えられるのです。

少人数で起業するケースが多い

中小企業庁の公式サイトによると、起業希望者、起業準備者、起業家の数は年々減少してきています。しかしながら、起業準備者に対する起業家の割合は2007年から2017年にかけて上昇傾向にあるようです。

これは、起業を志し、準備を進めてきた人が確実に成し遂げる確率が高まってきていることを意味しています。「中小企業白書2014」にも、性別や年代を問わず、サービス業や卸売・小売業、建設業などさまざまな分野で多くの起業家が誕生しているというデータがあります。

また、東京商工会議所 企業・創業支援委員会が創業6ヶ月以上5年以下の会員企業を対象にアンケート調査を行いました。その結果、役員・パート・アルバイトを含めた従業員総数として最も多いのが「2～5人以下」で46.5％を占め、「1人」の19.5％と合わせると全体の3分の2に上っています。この調査結果は、起業する際には5人以下の少人数でスタートするケースが多いことを示しています。

レンタルのメリットを活かして起業家を新たな販路に

『創業後に最も苦労したのは資金調達』と答えた人の割合が51.6％に上りました。起業準備の段階から資金面の問題が最重要課題であることを示しています。少なくとも運営を軌道にのせるまでの数年間は経費削減が最大のテーマとなり、起業時の初期費用もできるだけ抑えたいのが実情です。

ユニフォームレンタルの特徴は、購入に比べ初期費用が抑えられる点、ランニングコストも月々定額で予算が立てやすいという点があります。さらに、レンタルの契約年数は2～3年が一般的です。しかし、創業直後の大事な時期ともいえる2～3年の間は、契約期間中としてユニフォーム管理に費やす労力を本来の業務に向けられるというメリットもあります。

少人数でも同じユニフォームで士気を高め、事業をスムーズにスタートさせたい起業家にとって、ユニフォームレンタルは魅力的な要素が多いといえるでしょう。起業家を中心に高まるニーズは、レンタル会社にとっては新たな販路であることを意味しています。

少人数でユニフォームレンタルをする際に注意すべき点

増加傾向にあるとはいえ、少人数でのユニフォームレンタルは適用外とするレンタル会社も存在するため、対応人数に関する問い合わせは必要です。仮に、5人以下などの少人数に対応していたとしても、大人数での発注と比べ割高になるケースも多いようです。定期的なクリーニングや破損時の補修が別料金になっていないかなど、料金システムは十分に確認したうえで契約しましょう。

また万が一、契約期間満了前にユニフォームレンタルを解約しなければならない事態となったときは、違約金が発生する場合もあります。ユニフォームの着心地や機能性は、実際に着用して活動してみなければわからないことが多いでしょう。そのため、はじめは短い期間で契約を結び試験的に活用してみるというのも一つの方法です。

まとめ